2005.09.25 Sunday
「装甲響鬼」と「柱の男」〜「装甲う」ことの違和感〜
「仮面ライダー響鬼」(第33話「装甲(まと)う刃」)に、とうとう新フォームが登場した。
名付けて「装甲響鬼(アームドヒビキ)」。
ん、個人的には「あー出ちゃったよ……」と呟いちゃう感じ。
いや、ヒーローのこの時期のパワーアップはお約束のものだし、新フォームはイマイチかっこよくないというのもお約束のうちなんで、そこらへんは既に納得の範囲内。むしろ「装甲響鬼」はかっこいい部類に入る。デザイン的には。
でも、劇場版で見たときから、違和感が拭えない。
武器のメカニカルな作りがこれまで和風路線だった世界観に合わないだとか、
ボディのマジョーラカラーのテラテラがなくなってしまい物足りないだとか、
「鍛えて強くなる」がテーマの「響鬼」が武器でパワーアップってどうなのよ、とか、
そもそも「音撃」どこいった、とか
まあ違和感の原因は色々あるんだろうが、私が「装甲」に違和感を覚える一番の要因に、JOJOの第二部を読んでて気がついた。
名付けて「装甲響鬼(アームドヒビキ)」。
ん、個人的には「あー出ちゃったよ……」と呟いちゃう感じ。
いや、ヒーローのこの時期のパワーアップはお約束のものだし、新フォームはイマイチかっこよくないというのもお約束のうちなんで、そこらへんは既に納得の範囲内。むしろ「装甲響鬼」はかっこいい部類に入る。デザイン的には。
でも、劇場版で見たときから、違和感が拭えない。
武器のメカニカルな作りがこれまで和風路線だった世界観に合わないだとか、
ボディのマジョーラカラーのテラテラがなくなってしまい物足りないだとか、
「鍛えて強くなる」がテーマの「響鬼」が武器でパワーアップってどうなのよ、とか、
そもそも「音撃」どこいった、とか
まあ違和感の原因は色々あるんだろうが、私が「装甲」に違和感を覚える一番の要因に、JOJOの第二部を読んでて気がついた。
「仮面ライダー響鬼」は、その字のとおり鬼である。
JOJO第2部に登場する鬼といえば、当然「柱の男」たちだ。
額に角を持つ彼らは、基本的に露出度が高い。目の前にこんな人出てきたら目のやり場に困るよってほどに、堂々と半裸。それが柱の男たち。
中でもカーズさまときたら、わずかな布切れと装飾品を身に着けているほかは、褌一丁である。
だが、半裸でも褌一丁でも、彼らはとても美しい。
「究極の生命体(アルティミット・シイング)」となったカーズさまが夜明けを背にバァァァアンと立つシーンなど、彼が恐るべき悪なのだと承知の上でも、見惚れずにはいられない。
(見つめすぎて「あれ? このひと自分で褌めくってる」とか気付いちゃっても気にしない)(気になるわ)
彼が衣服も鎧も身に着けないのは、単純にその必要がないからだ。
人ならぬ身の彼らは滅多なことでは傷など負わない。もし仮に傷を負ったところで、即座に回復する。衣服や鎧で身を守る必要など、一切ない。
わが身そのものがもっとも強く、そしてもっとも美しいから。
彼らは何も纏わない。
彼らにとって「鎧」とは、弱者がこそ纏うべきものなのだ。
――さて、「仮面ライダー響鬼」は、鬼である。
鬼なので、なんと戦闘スタイルは褌一丁だ。虎の皮ではないが革フンだ。
変身すると衣服は全部消失する。変身解除したら全裸である。
あの魅惑のテラテラボディは身に纏っているものじゃない。
あれが「鬼」の素肌なのだ。
(そう思って見ると響鬼と威吹鬼のタンデムシーンなどにはちょっとこう、「うわあ」な印象を受けなくもないが気にしない)(ほんとは気にしてるけど気にしない)
鬼たちの鍛え抜かれたその身体は、多少の攻撃には傷つかない。
傷つけられても、浅い傷なら自力で治すことができる。
だから彼らは鎧わない。柱の男達と同じこと。
そういうことなのだなあ、と、こないだJOJO第2部読んでて、得心がいった。
――で、そこへきて「装甲響鬼」。
うん。そういうことなので。
強くなるために装甲を纏うというのが、どうもしっくりこない。
強くなった結果として装甲を纏う、のだとしても同じこと。
ちっこい可愛いディスクアニマルたちに身を守ってもらう響鬼さんなんて、なんかちょっと、なあ。
そんな違和感だったわけだ。
原因を見つけて自分を納得させたので少しは落ち着いた。
(……コレ別に「柱の男」を引き合いに出さなくてもいい話題じゃ)
(まあ一応JOJOサイトだし)
ん、つまり要するにアレだよね。
角と褌という特徴を継承していることから推察するに、響鬼さんたちは柱の男達の末裔である、と。
ΩΩ Ω<な、なんだっ(終了)
JOJO第2部に登場する鬼といえば、当然「柱の男」たちだ。
額に角を持つ彼らは、基本的に露出度が高い。目の前にこんな人出てきたら目のやり場に困るよってほどに、堂々と半裸。それが柱の男たち。
中でもカーズさまときたら、わずかな布切れと装飾品を身に着けているほかは、褌一丁である。
だが、半裸でも褌一丁でも、彼らはとても美しい。
「究極の生命体(アルティミット・シイング)」となったカーズさまが夜明けを背にバァァァアンと立つシーンなど、彼が恐るべき悪なのだと承知の上でも、見惚れずにはいられない。
(見つめすぎて「あれ? このひと自分で褌めくってる」とか気付いちゃっても気にしない)(気になるわ)
彼が衣服も鎧も身に着けないのは、単純にその必要がないからだ。
人ならぬ身の彼らは滅多なことでは傷など負わない。もし仮に傷を負ったところで、即座に回復する。衣服や鎧で身を守る必要など、一切ない。
わが身そのものがもっとも強く、そしてもっとも美しいから。
彼らは何も纏わない。
彼らにとって「鎧」とは、弱者がこそ纏うべきものなのだ。
――さて、「仮面ライダー響鬼」は、鬼である。
鬼なので、なんと戦闘スタイルは褌一丁だ。虎の皮ではないが革フンだ。
変身すると衣服は全部消失する。変身解除したら全裸である。
あの魅惑のテラテラボディは身に纏っているものじゃない。
あれが「鬼」の素肌なのだ。
(そう思って見ると響鬼と威吹鬼のタンデムシーンなどにはちょっとこう、「うわあ」な印象を受けなくもないが気にしない)(ほんとは気にしてるけど気にしない)
鬼たちの鍛え抜かれたその身体は、多少の攻撃には傷つかない。
傷つけられても、浅い傷なら自力で治すことができる。
だから彼らは鎧わない。柱の男達と同じこと。
そういうことなのだなあ、と、こないだJOJO第2部読んでて、得心がいった。
――で、そこへきて「装甲響鬼」。
うん。そういうことなので。
強くなるために装甲を纏うというのが、どうもしっくりこない。
強くなった結果として装甲を纏う、のだとしても同じこと。
ちっこい可愛いディスクアニマルたちに身を守ってもらう響鬼さんなんて、なんかちょっと、なあ。
そんな違和感だったわけだ。
原因を見つけて自分を納得させたので少しは落ち着いた。
(……コレ別に「柱の男」を引き合いに出さなくてもいい話題じゃ)
(まあ一応JOJOサイトだし)
ん、つまり要するにアレだよね。
角と褌という特徴を継承していることから推察するに、響鬼さんたちは柱の男達の末裔である、と。
ΩΩ Ω<な、なんだっ(終了)